ひょうたん池の生き物調査 7月

ワナ上げと記録
アメリカザリガニ
スジエビ
テナガエビ
ギンブナとクロダハゼ
ウキゴリ
ワナ内で羽化したコシアキトンボ

ひょうたん池の7月の生き物調査を4日間実施しました。ひょうたん池は、井の頭池の最下流、神田川への出口にある小さな池です。

計6基のワナを沈めておき、毎朝上げて、入っている生き物の種類と数を記録します。

元々は、かいぼり後に激増したアメリカザリガニを駆除するのが目的でした。最初のかいぼり直後の2014年は、ひょうたん池だけで、(もっと多くのワナを用いて)5,280匹のザリガニを駆除しましたが、3回目のかいぼり後の2018年には574匹に減りました。その後も捕獲数が少ない状態が続いているため、その他の生き物の生息状況を知ることに目的を切り替え、実施回数も減らしています。ちなみに、今回の4日間にワナで獲れたザリガニは6匹だけでした。

最近はザリガニだけでなく、それ以外のエビや魚、トンボのヤゴなど、以前は多数採れた生き物も大幅に減っています。ひょうたん池に生き物が少ないということですが、井の頭池全体でそれらの生き物が減っているわけではどうもなさそうです。ひょうたん池以外の池全域で活動しているかいぼり隊は今も多数のザリガニを捕獲しているし、池に9ペアものカイツブリが暮らしているのは、餌となる小魚やエビなどがふんだんにいる証拠です。

生き物の密度が違う理由は、他の池には外来水草コカナダモが繁茂しているからではないかと思っています。生息場所としてとても好まれているようなのです。生き物たちは普段そこで暮らしていて、そこから漏れ出てくる生き物がひょうたん池のワナに入るのではないでしょうか。

玉川上水のオオブタクサ その後

■ 境橋付近のオオブタクサのことを6月19日に「玉川上水みどりといきもの会議」代表の高槻先生に連絡し、ほかにも生えている所がないか調べてはと進言したところ、先生は「玉川上水花マップネットワーク」にも、オオブタクサがないかチェックするよう指示されました。どちらの会も玉川上水全域をカバーしている組織です。すると6月27日に茜屋橋の近くに群落があることが報告され、別の人が小金井市環境政策課に相談したところ、環境政策課は30日に現地調査をして、柵外(小金井市の市道)の1本を除去するとともに、柵内のものについては東京都(水道局)に連絡してくれたそうです。水道局の対応も迅速で、柵内に生えていた30本ほどが翌日の7月1日に除去されたそうです。名勝小金井(サクラ)を復活させようとしている小金井市にとって、オオブタクサは許容できない外来植物でしょう。

■ 桜橋〜境橋左岸のオオブタクサについては、もう少し複雑です。武蔵野市内ですが、玉川上水用地である柵内(柵を含まず)は東京都水道局境浄水場の所管で、柵を含む柵外は都立玉川上水緑道のため東京都西部公園緑地事務所の所管で、実際に維持管理をしているのは、柵内が東京水道(株)、柵外は緑道の指定管理者である西武・武蔵野パートナーズです。そして実際に草刈りなどを行うのは、それぞれが発注する園芸業者です。

オオブタクサの駆除を要望するため、市や市議によく連絡している知人に6月11日に相談したところ、その5日後に「市議が武蔵野市の緑のまち推進課に連絡してくれ、緑のまち推進課は現場を確認したそうで、東京都の担当(たぶん境浄水場)に連絡すると連絡があった」というメールをもらいました。水道局だけでは片手落ちなので、私は17日に、緑道を主管する西部公園緑地事務所にも対応をお願いし、指定管理者に連絡しておくとの返事をもらいました。

それでどうなったかというと、7月8日の記事「玉川上水のオオブタクサ再調査」に書いた通りで、7月8日の時点ではオオブタクサは6月8日の状態のままだったのです。ただその日に、おそらく一般市民により、ほとんどのオオブタクサが抜き取られたり切り倒されたりしたので、結実する心配はほぼ無くなりました。

7月11日の西部公園緑地事務所からの連絡によると、緑道の指定管理者のスタッフが9日に現場を巡回して、緑道に残っていたオオブタクサを除去し柵内に見つけたものについては東京水道(株)に連絡してくれたそうです。指定管理者にオオブタクサのことを知らせたのは、西部公園緑地事務所ではなく、市民(上記の知人)の投書だったようです。東京水道はすでに右岸の草刈りを始めていたので、その際に左岸も刈ったと返事をくれたそうです。しかし仲間からの情報では、7月13日の時点で左岸はまだ草刈りされていませんでした。その後に草刈りされたかどうかは、情報が無いので分かりません。

自然は繋がっているのに、それを維持管理する側は、縦割りと横割りが複雑で、お互いの連絡がうまく取れていないことが分かりました。そのせいか、単にオオブタクサを抜いてくれるだけでよかったのに、全面草刈りになってしまいました。地元で自然を守る活動をしている人からは、例年の草刈りは晩秋なのに、連絡もなく7月に草刈りされて大事な野草がダメになったと抗議があったそうです。もっともな抗議だと思います。なお、東京水道が草刈りを始めたのは、近隣の幼稚園が虫を嫌うからだと聞きましたが、それもちょっと残念です。

玉川上水のオオブタクサ再調査

午前中の神田川のオオブタクサ駆除に続き、午後には、玉川上水の桜橋〜境橋間のオオブタクサがどうなったのか見に行きました。オオブタクサは、私が前に見たのとたぶん同じだけ残っていて、しかしさらに大きくなっていました。ざっと数えたところ、次のような本数でした。橋の名前と場所については、例えばこのマップ「玉川上水緑道マップ」を参照してください。

  • 桜橋〜独歩橋 左岸: 31本(うち6本は柵内)
  • 独歩橋〜うど橋 左岸: 7本(全て柵内)
  • うど橋〜境水衛所 左岸: 60本+α(ほとんどが柵内)

”60本+α”とは、終盤他のことに気を取られて正確な数が分からなくなったからですが、αはたぶん5本以下です。

3.5mほどに成長したオオブタクサ

境橋のすぐ下流の境水衛所の近くには太くて(茎の直径3〜4cm)、巨大(最大草丈3.5mほど)なものが多数ありました。しかし独歩橋より上流では、柵外つまり緑道側にはほとんど無かったので、6月8日に緑道の草刈りをしていた業者にオオブタクサも刈るようお願いした後は刈ってくれたのでしょう。でも、その前に戻って刈ることはしなかったということです。

全てのオオブタクサが柵際に生えている

今日調べて分かったのは、全てが柵際の、土が掘り返された所に生えていたことです。土の中で眠っていた種子が、掘り返されて光が当たるようになったため、芽生えたようです。元々の土に種子があったのか、他所から種子が混じった土を持ってきたのか、どちらかだと思います。柵の工事をした所に聞けば、土を持ってきたかどうか分かるでしょうが、今となっては、生えてきたら抜くだけです。

3.5mのオオブタクサも刈られていた

その後しばらくしてから再度通ったら、ほとんどのオオブタクサが抜かれたり切り倒されて、横たわっていました。柵の外側のも内側のもです。今や関心を持っている人は少なくないので、柵の内側か外側かにこだわらない誰かがやったのだと思います。役所がなかなか動かないので、私としては少し安心しました。

【後日談】柵を設置した東京都西部公園緑地事務所の人に確認したところ、設置工事のために他所から土を持ってきたことは一切無いとのことでした。となると、その場所に以前からオオブタクサの種子が埋まっていたということで、かつてオオブタクサが生えていたということです。つまり、他の場所を掘り返すとオオブタクサが芽生える可能性があることになります。

神田川活動域のオオブタクサ駆除

神田川の上流部に残る貴重な在来水生植物を守るため、我々は丸山橋(三鷹台)までを活動エリアと定め、侵略的な外来植物の駆除を行なっています。今日は、まだ残っていたオオブタクサの抜き取りをしました。

東京都の下水道の多くは雨水も一緒に流す方式で、大雨でオーバーフローした場合は、その分を川に逃す構造になっています。神田川も同じなので、衛生上、雨の当日とその後の数日は川に入ることができません。また、ウェーダー(胴長)を着る必要があり、熱中症を避けるために、高気温かつ直射日光が当たる条件での作業はできません。かなり前から天気予報を見ていて、最高気温が30℃を下回り天候が曇りの今日の午前中に実施することにしました。

出立ちは写真のような感じです。ウェーダーを腰までにし、電動ファン付きのベスト着用です。これに、アームカバーと園芸手袋、草除け泥除けのサングラスも装着しました。マスクは抽水植物をかき分けて進む時には着けますが、除草作業中は外します。杖は、ごろごろ石の川底を歩くときや、草をかき分けるときに使います。結果的には、この格好で大丈夫でした。

オオブタクサ除草中

オオブタクサを除去しているところです。小さいものは引き抜けますが、大きい株は根元を掘って抜き取ります。事前に路上から見たのは20本ほどでしたが、26本ありました。前回の除草の時は小さくて見逃したか、その後に芽生えたものです。除去したものは袋に入れ、仲間に吊り上げて回収してもらいました。写真も撮ってくれました。

オオブタクサとヒロハホウキギク

駆除したものを広げて撮った写真です。左がオオブタクサで、右はヒロハホウキギクです。右端はついでに拾った空き缶とペットボトルです。

今年はオオブタクサを100本ほど駆除しました。2019年から駆除をを始め、その年は1,000本以上の実生を抜き取りました。それ以降は種子の散布をおそらく一粒も許していないのに、埋土種子が今も発芽しているのです。

ヒロハホウキギクは、神田川で上流に向かって分布拡大中の新たな外来植物です。善福寺池にはすでに到達していますが、井の頭池に来るのを阻止できるかどうか試しています。種子が風に乗って散布されるので、なかなか難しそうですが・・・

神田川のオオブタクサなどの状況

先日、玉川上水のオオブタクサについて書きました。今年の神田川の状況を知りたいと思い、今日は富士見ヶ丘の先まで見てきました。

丸山橋より上流のオオブタクサ

我々の活動範囲である丸山橋の上流では、5本の小さなオオブタクサを見つけました。今年はすでに5度ほど駆除(抜き取り)をしているので、それより後に埋土種子から芽生えたものです。芽生えの時期がばらつくのも、完全駆除が難しい理由です。天候のようすを見て、開花前に駆除する予定です。

三鷹台鉄橋〜神田橋間のメリケンガヤツリ

丸山橋〜三鷹台鉄橋間は、岸辺を歩けないためチェックできません。陸地が無いのでオオブタクサは無さそうです。

三鷹台鉄橋〜神田橋間には、オオブタクサは見られませんでした。しかし、重点対策外来種メリケンガヤツリが目立ちました。

神田橋〜みすぎ橋間はこんな状況でした。オオブタクサが多数生えています。まだ小さくて、凝った造りの水路も、そこで泳ぐ魚も見えますが、開花する頃のオオブタクサは草丈が4mほどになり、ほかは何も見えなくなります。

メリケンガヤツリと

久我山付近の一例です。昨年6月の「河川環境改善工事」で草と泥がきれいに除去されたのですが、メリケンガヤツリがびっしりと生え、結実していました。そしてその中にオオブタクサがポツポツと生えていて、復活中でした。我々の活動エリアでは見つけしだい除去しているのでほとんど無いのですが、除去しないとこんなに侵略的なのだと初めて知りました。写真より広い範囲を眺めると凄さが実感できるので、自分の目で見られることをお勧めします。

カワヂシャとオオカワヂシャの関係

カワヂシャの保護活動を始める前、年々数が減っていくのを眺めていて、不思議に思うことがありました。

疑問1)オオカワヂシャがあるとなぜカワヂシャが減るのか?

疑問2)年々数が減っているのに、減る速度が遅く、なかなか絶滅しないのは何故なのか?

カワヂシャを育てて観察したら、疑問2)の答えはすぐに分かりました。カワヂシャは自花受粉でも結実するのです。花粉を媒介する昆虫がいれば他の花の花粉を受け取って結実しますが、その機会が訪れなかった時は、花が閉じる際に自分のおしべをめしべにくっつけて、自花授粉をするのです。同じオオバコ科クワガタソウ属のオオイヌノフグリと同じしくみです。花粉媒介昆虫が来ない室内で1株だけで育てたカワヂシャにも夥しい数の種子ができました。ぞして、自花受粉でできた種子にも高い発芽率があることを確認しました。

それに対して、疑問1)の答えを見つけるのは簡単ではありませんでした。特定外来生物のオオカワヂシャを栽培するのは違法なので、実験ができないのです。ただ、多数のオオカワヂシャに囲まれた場所より、周りにオオカワヂシャが無かった場所の方が、翌年芽生えるカワヂシャの数がはるかに多いことに気づいていました。ある日テレビを観ていたら、植物の専門家がその理由を説明していました。カワヂシャの柱頭(めしべの先)に着いたオオカワヂシャの花粉が花粉管を伸ばしてしまうと、カワヂシャは結実できなくなるそうです。

なお、その逆、オオカワヂシャの柱頭にカワヂシャの花粉が着いた場合は、結実して、その種子から「ホナガカワヂシャ」と呼ばれる雑種が芽生えるけれど、それに繁殖力は無いのだそうです。

カワヂシャを復活させる方法が分かりました。周りのオオカワヂシャをできるだけ駆除すればよいのです。その際は、上流側からオオカワヂシャの駆除を進めるのが効果的です。オオカワヂシャもカワヂシャも、種子は川に流されて広がるからです。我々はカワヂシャを種子から育てて川に移植する活動もしていますが、それは必ずしも必要ではありません。

なお、雑種のホナガカワヂシャの識別はどうするんだという質問を受けることがありますが、問題ありません。特定外来生物の雑種は特定外来生物です。カワヂシャらしくないものは駆除すればよいのです。

今年のオオカワヂシャ駆除終了

4月30日の記事に特定外来生物オオカワヂシャの駆除が今年の目標地点の「あしはら橋」まで進んだと書きましたが、そこまで完了したわけではありません。見逃したものや、まだ小さくて摘み取るのが困難な実生が多数残っていたので、その後も6回の駆除作業を実施し、今日で今年のオオカワヂシャ駆除活動を終了とすることにしました。もちろん取り残しはまだあるのですが、できる範囲で毎年少しずつ進めるしかありません。それでも、来年在来種カワヂシャが生えられる場所は今年よりだいぶ増えたと思います。

写真は我々が「カワヂシャ島」と呼んでいる、2019年にオオカワヂシャの駆除に着手した場所(中洲)です(2019年5月1日の記事参照)。その時はオオカワヂシャがほとんどで、カワヂシャは10株しか確認できなかったのですが、今年はカワヂシャがとても増えています。なお、写真中央付近の紫色でやや大きな花はオオカワヂシャです(もちろん抜き取りました)。この島より下流にも今年は多くのカワヂシャが生えていて、開花・結実中です。他の場所で種子から育てて移植したものもありますが、ほとんどはその場で芽生えたものです。

これまでの研究の結果、カワヂシャを増やすには、オオカワヂシャを減らせばよいことが分かりました。下流へ向かって毎年10mでも20mでもオオカワヂシャの除去を進めることができれば、カワヂシャはもっと復活するでしょう。

オオカワヂシャは外来生物法で「特定外来生物」に指定されているので、根も茎も種子も持ち運ぶことが禁止されています。我々は河川管理者から特別な許可をいただき、許可証を携行して駆除活動を行なっています。神田川に入って魚獲りなどをした人が、オオカワヂシャの種子を衣服に付けて他の場所へ移動し、そこに種子を落とすと、それも外来生物法違反になり、3年以下の懲役または300万円以下の罰金を課される可能性があるので、十分注意してください。

あしはら橋に到達

あしはら橋手前の除草開始

今日の目標は、オオカワヂシャの駆除を今年の目標である、あしはら橋まで進めることです。川に入って近くで見ると、オオカワヂシャのあまりの多さに目まいがしそうでしたが、三人で頑張りました。

オオカワヂシャは、島(洲)の上だと根が地中に伸びているので掘り取る必要がありますが、水中のものは根が礫などにしがみついているだけなので、ゆっくり引っ張れば簡単に抜き取れます。

駆除作業最終段階

ただし、水分をたっぷり含んでいて簡単に折れるので、注意が必要です。茎の断片でも残すと、そこから根を出して再生するからです。群落には大切なカワヂシャも混じっているので、それを見分けながら注意深く駆除しました。オオカワヂシャが減るにつれ、カワヂシャが目立つようになりました。

吊り上げて回収

水々しく太った株は重いので運ぶのも大変です。駆除したオオカワヂシャは袋に詰め、岸からロープで引き上げて回収しました。パワーのあるメンバーが参加してくれたので、駆除作業も回収運搬作業も捗りました。

あしはら橋まで到達したとはいえ、取り残しもあるでしょうし、摘み取るには小さすぎる実生も多数芽生えています。あと何回か駆除を続ける必要があると思います。

カワヂシャが増えたのは、多くのメンバーの協力でオオカワヂシャの駆除を3年間続けてきた成果です。それを思うと、もうしばらくは頑張れる気がします。

オオブタクサとオオフサモ

12日の神田川活動では、芽生えてきた植物をチェックすることも目的でした。とくに、岸際の洲に毎年生えるオオブタクサを駆除するのは、今の時期が適しています。重点対策外来種オオブタクサの実生が識別可能なほど大きくなり、しかも他の草もまだ成長していないので、見つけやすいからです。小さい時期なら、たとえ数が多くても嵩張らないので、楽です。

オオブタクサの実生

オオブタクサの実生は、いつもの場所で見つかりました。ただし、これまでよりは見つかった範囲が狭く、本数も減少していました。我々が2019年に駆除を始めて以降は種子を散布する前に除去しているので、埋土種子がだいぶ減ったのだと思います。完全に駆除するには、残っている埋土種子が発芽したらすべて抜き取って、新たな種子散布を許さないことです。

見つけたオオフサモ

その近くで特定外来生物のオオフサモを見つけたので、それも駆除しました。このブログにも書いたように、広がりかけていた群落を見つけて、2019年の2月に駆除しました。しかし今も時々見つかります。日本には雌株しか入ってきていないので種子はできないのですが、茎の断片からの再生力がとても強いので、栄養繁殖でどんどん増えます。地下茎の小さな断片まで完全に除去するのは簡単ではなく、今も完全駆除を達成できていません。

侵略的外来植物を効果的に駆除するには、その植物の生態を把握し、弱点を攻めることが必要です。増えてしまってからだと減らすのが大変なので、見つけたら直ちに対処することが重要です。でももっと重要なのは、そのような外来植物が持ち込まれないようにすることです。

3月の神田川ゴミ拾い

3月5日のゴミ拾い

昨年の11月にも実施したのですが、再びゴミが目立つようになったので、ゴミ拾いを実施しました。参加者が少なかったので、4回に亘り、延べ11名での活動になりました。そのうちの2回はゴミ拾いが主目的でしたが、あとの2回はカワヂシャ保護活動のついでにゴミを拾ったものです。

3月12日に拾ったゴミ

我々の活動範囲は、夕やけ橋から丸山橋の間です。その距離は700m足らずなのに、しかも前回から四か月しか経っていないのに、ゴミがたくさんありました。前回のレポートで、捨てられるゴミが減ったようだと書きましたが、甘かったです。新型コロナのせいで川沿いを通る人が少なかっただけのようです。とくに残念だったのは、相変わらず、電気製品など生活用品の不法投棄が多いことでした。それらを川に捨てた人は、それらがどうなるかを想像したことがないのでしょうか。