ゴミ拾いをする目的

我々の神田川ゴミ拾いは、今年で三年度目になりました。これまでのゴミ拾いで拾ったゴミの写真を並べてみます。

2020年2月8日
2021年3月28日
2021年11月13日

ゴミの量が減ってきているのが分かると思います。

ゴミを捨てないでと呼びかける看板

減った理由のひとつは、河川管理者が「不法投棄禁止」看板を設置してくれたからでしょう。今回のゴミ回収の際に、古びた看板を新しいものに交換してくれました。

右側の二枚の看板は、当会が作成した補足説明の看板です。こちらも更新しました。

ゴミ捨てが減ったもうひとつの理由は、我々がゴミ拾いをしているからでしょう。ゴミが落ちていない場所には捨てにくいものです。ゴミが落ちていないと気持ちが良いと気づいた人も多いでしょう。

ゴミを捨てる人は、捨てた後にそれがどうなるかを考えない人だと思います。誰も拾わなければ、流域の人たちに不快な思いをさせるだけでなく、やがて海に流れ込んで、海の環境を悪化させます。我々の活動が、そのことに気づいてもらうきっかけになればと思います。川にゴミを捨てる人を無くすこと、それが我々がゴミ拾いをしている究極の目的です。

神田川ゴミ拾い

小さなゴミも丹念に拾う

神田川上流部(夕やけ橋〜丸山橋)のゴミ拾いを実施しました。参加者は5名で、地上要員1名を除くと、川に入って実際にゴミを拾うのは4名だけになりました。それでも、捨てられているゴミがそれほど多くなかったので、2時間ほどで予定の作業を終わることができました。

丸山橋に到達。そこで折り返し、さらに細かいゴミも拾う

活動範囲の下流端、丸山橋に到達した時の写真です。陸上から写真を撮ったのは私です。陸上要員の任務は、溜まったゴミを引き上げて運ぶなど実働部隊のサポートをすることと、通る人に川の現状を説明して啓発すること、そして写真を撮ることです。写真は管理者に報告するために必要になるし、この記事のように、人々を啓発するためにも使えます。

拾ったゴミ。バッテリーやスケボーもあった

拾ったゴミは、親水広場の一角に分別して置いておき、後日、河川管理者の東京都北多摩南部建設事務所に回収してもらいます。今回落ちていた大きなゴミは、電動アシスト自転車用のバッテリーと、スケートボードでした。河川管理者が「不法投棄禁止」看板を設置してくれたお陰で、大きなものが捨てられることは減った気がします。