植物がどんどん成長している百年森で、全体活動を実施しました。動植物の状態チェック、保護している植物の世話、外来植物の駆除、放置すると増えすぎる在来野草の一部除去などが活動内容でした。計8名が参加し、お互いの距離を十分に取るなど、感染予防対策に留意して活動しました。
最初のころ(一昨年)と比べると外来植物は大幅に減ったのですが、除草を繰り返してもなかなか減らないものもあり、そういう植物の生き残るためのしくみにはいつも感心させられます。植物のさまざまな繁殖戦略を体感できるのも、自然観察を伴う保全活動の良いところだと思っています。人手をかけさえすれば、繁殖力の強い植物にも負けないのですが、コロナ禍で人をあまり集められないのが辛いところです。
百年森の隣のミズタマソウエリアでも活動しました。写真はミズタマソウの生育を妨げる植物を摘み取っているところです。明日には緊急事態宣言が発出されるので、全体活動はできなくなります。とはいえ、世話をしないと大事な野草が他の草に埋もれてしまうので、宣言が解除されるまでは、必要最小限の世話を一人またはごく少人数でに続けることになります。