猛暑の夏は、熱中症を防ぐため、保全活動(=野外での活動)を控えめにしているのですが、新型コロナが収まらない今年は、大勢での活動がさらに難しくなっています。そのため、必要最小限の(実態はそれに及ばない)活動を少人数かつ短時間でたまに実施するにとどめています。しかし、植物はコロナにも暑さにも関係なく成長を続けているため、百年森も草がかなり茂ってきました。時間をおくほど世話が大変になるので、井の頭かんさつ会と井の頭自然の会のメンバーに声をかけて、久しぶりの全体活動を実施しました。参加者は計8名でした。
感染力が強いデルタ株への感染が増えているそうなので、お互いの距離を開けるなど感染対策を徹底し、さらには熱中症を防ぐため、日向での作業を長時間続けないように注意しながら、選択的な除草や草刈りの作業、生き物の観察などを実施しました。1時間ほどで終えるつもりでしたが、皆熱心で、結局1時間半ほど作業しました。
公園管理者が実施しているような徹底した草刈りではなく、選択的な除草と部分的な草刈りなので、外を通る人には草ぼうぼうのままに見えるかもしれませんが、ビフォーとアフターを知っている我々には、かなり良くなったと見えます。公園の他の場所と比べて、昆虫などの生き物にとっても住みやすい場所になってきていると思います。外来植物も少ないです。