キショウブ除去完了

川底での駆除作業(1月11日)

1月22日の活動で、昨年から続けて来た井の頭池畔と神田川上流部(三鷹台駅まで)のキショウブ駆除がひとまず完了しました。その範囲に存在した群落は、近くのものはひとつと考えると、井の頭池と夕やけ橋下流の滝までの間で5箇所、河床が深くなる下流側には6箇所ありました。そのうち、上流側の3または4群落はおそらく誰かが植えたものですが、それ以外は明らかに、上流側から流れてきた種子や根茎から発芽したものです。そのような二次群落の中にも、とても広がっているものが複数ありました。繁殖力がとても強いので「重点対策外来種」に指定されているこの植物を、きちんと管理できない場所に植えるのは大きな間違いだと分かります。

大きな群落の除去作業の途中(1月11日)
取り残した根茎が発芽していたので、再除去
(1月22日)

1月22日は、川底の最後の小群落を除去しました。また、以前除去作業をした場所で再び発芽が見られたので、再除去しました。ここは堆積した土が多いので、残さずに掘り取るのはなかなか難しいのです。

ですから、ひとまず完了というのは、完全駆除ではたぶんありません。今後も時々見回り、見つけたら除去する作業を続けます。