神田川開始

今年の神田川の活動を始めました。現在重点を置いているのは、上流側に生き残っている希少在来水生植物カワヂシャを上流側から下流方向に増やしていく活動です。今年はそのエリアを、あしはら橋まで拡大したいと思っています。

芽生えたオオカワヂシャ

カワヂシャを増やすには、それが増えられない原因になっている特定外来生物オオカワヂシャを無くする必要があります。神田上水橋の少し下流までは、昨年までの駆除活動でかなり減らせていますが、泥の中に残っている種子から芽生えるものが今もあるので、それを見つけて除去します。

川で芽生えたカワヂシャ

自然発芽したカワヂシャがいくつか見られました。写真はその一例です。昨年多数の花を咲かせ、種子をたくさん落としたので、泥の中にはかなりの数の種子があるはずです。カワヂシャはオオカワヂシャより発芽のタイミングが遅い傾向があるので、今後どんどん芽生えると思います。

育てたカワヂシャ苗を移植

基本的には、オオカワヂシャを駆除すればカワヂシャは増えらます。さらに確実に増やすため、種子から苗を育てて移植する活動も昨年から始めました。今日も何株か移植しました。カワヂシャは意外なほど簡単に育てられるので、今後も続けたいと思っています。

拾ったゴミ。可燃と不燃に分別する

川に入ったついでに、オオカワヂシャだけでなく、駆除対象としている他の外来植物の除去も行います。今日はキショウブを見つけて掘り取りました。

また、ゴミが無視できないほど落ちていたので、それも拾いました。我々の活動範囲である丸山橋までの間のゴミ拾いも実施する予定です。