井の頭かんさつ会と井の頭 自然の会の共同で、百年森の世話をしました。新型コロナウイルス感染症の非常事態宣言や外出自粛要請、都立公園の利用自粛要請が出ていたため、百年森での全体活動は今年度まだ2回目です。それらが解除された現在も、都立公園でのボランティア活動自粛要請は続いているのですが、植物がどんどん成長している季節に何もしないでいると、これまで積み重ねてきた努力が台無しになるので、感染防止策をきちんと行うことを条件に、小規模分散型の活動を認めてもらっています。今日は「小規模」と言うにはやや多めの人数でしたが、百年森は広いので、十分な対人距離を確保しながら作業しました。さらに、隣の「ミズタマソウ保護エリア」にも参加者を分散して活動しました。
おもな活動内容は、外来植物除草、放っておくと繁殖しすぎる在来植物の間引き(抜き取りや草刈り)、植物や昆虫などの調査です。我々がこの場所の世話を始めてから一年ちょっと経ちました。活動の効果もあって、最初に芽生えた植物と、現在生えている植物とではかなり違ってきています。いろいろな樹木も芽生え育っています。公園の他の場所から移植した野草や樹木も根付いています。そして、そのような植生の変化に連れて、見られる昆虫などの動物も変化してきています。簡単に言うと、少しずつですが、良い生態系になってきているということです。