あしはら橋に到達

あしはら橋手前の除草開始

今日の目標は、オオカワヂシャの駆除を今年の目標である、あしはら橋まで進めることです。川に入って近くで見ると、オオカワヂシャのあまりの多さに目まいがしそうでしたが、三人で頑張りました。

オオカワヂシャは、島(洲)の上だと根が地中に伸びているので掘り取る必要がありますが、水中のものは根が礫などにしがみついているだけなので、ゆっくり引っ張れば簡単に抜き取れます。

駆除作業最終段階

ただし、水分をたっぷり含んでいて簡単に折れるので、注意が必要です。茎の断片でも残すと、そこから根を出して再生するからです。群落には大切なカワヂシャも混じっているので、それを見分けながら注意深く駆除しました。オオカワヂシャが減るにつれ、カワヂシャが目立つようになりました。

吊り上げて回収

水々しく太った株は重いので運ぶのも大変です。駆除したオオカワヂシャは袋に詰め、岸からロープで引き上げて回収しました。パワーのあるメンバーが参加してくれたので、駆除作業も回収運搬作業も捗りました。

あしはら橋まで到達したとはいえ、取り残しもあるでしょうし、摘み取るには小さすぎる実生も多数芽生えています。あと何回か駆除を続ける必要があると思います。

カワヂシャが増えたのは、多くのメンバーの協力でオオカワヂシャの駆除を3年間続けてきた成果です。それを思うと、もうしばらくは頑張れる気がします。

神田川開始

今年の神田川の活動を始めました。現在重点を置いているのは、上流側に生き残っている希少在来水生植物カワヂシャを上流側から下流方向に増やしていく活動です。今年はそのエリアを、あしはら橋まで拡大したいと思っています。

芽生えたオオカワヂシャ

カワヂシャを増やすには、それが増えられない原因になっている特定外来生物オオカワヂシャを無くする必要があります。神田上水橋の少し下流までは、昨年までの駆除活動でかなり減らせていますが、泥の中に残っている種子から芽生えるものが今もあるので、それを見つけて除去します。

川で芽生えたカワヂシャ

自然発芽したカワヂシャがいくつか見られました。写真はその一例です。昨年多数の花を咲かせ、種子をたくさん落としたので、泥の中にはかなりの数の種子があるはずです。カワヂシャはオオカワヂシャより発芽のタイミングが遅い傾向があるので、今後どんどん芽生えると思います。

育てたカワヂシャ苗を移植

基本的には、オオカワヂシャを駆除すればカワヂシャは増えらます。さらに確実に増やすため、種子から苗を育てて移植する活動も昨年から始めました。今日も何株か移植しました。カワヂシャは意外なほど簡単に育てられるので、今後も続けたいと思っています。

拾ったゴミ。可燃と不燃に分別する

川に入ったついでに、オオカワヂシャだけでなく、駆除対象としている他の外来植物の除去も行います。今日はキショウブを見つけて掘り取りました。

また、ゴミが無視できないほど落ちていたので、それも拾いました。我々の活動範囲である丸山橋までの間のゴミ拾いも実施する予定です。

神田川のカワヂシャ発芽

神田川のカワヂシャ

特定外来生物オオカワヂシャは早くから発芽し、着実に成長もしているのですが、我々が守りたい在来種のカワヂシャはいつどのぐらいの数発芽するのだろうと、時々見回っています。5日前に見に行った時、昨年カワヂシャの苗を植えた場所に、カワヂシャの小さな芽生えがあるのを見つけました。そしてそれより少し下流で、かなり大きく成長しているカワヂシャがかなりの数生えているのを見つけました。写真は今日撮影したものです。

カワヂシャ拡大

オオカワヂシャも同じですが、カワヂシャはまるで粉のような微小な種子を夥しい数川に落とします。それらの多くは水に流されますが、発芽に適した場所に落ち着いて、発芽・成長するものもあるのです。

ただし、現在の神田川上流部に生えているのはほとんどがオオカワヂシャで、カワヂシャは遥かに少ないので、注意深く探してください。カワヂシャの葉は細長くて艶が少なく、縁に鋸歯(ギザギザ)があります。

2019年度から始めた、オオカワヂシャを上流側から少しずつ駆除していく作戦、そして昨年実施したカワヂシャの補植作戦は、有望な気がします。

カワヂシャ増加中?

12月24日の記事に載せた、試験的に移植したカワヂシャが、写真のように、だいぶ逞しくなりました。この付近を調べたら、20株ほどが育っていることが分かりました。もちろん周囲には、特定外来生物オオカワヂシャが多数成長中です。

特定外来生物オオカワヂシャの猛威から守り準絶滅危惧種カワヂシャを復活させるには、最上流からオオカワヂシャの駆除を進めながらカワヂシャを増やしていくのが効率的だと考えています。オオカワヂシャもカワヂシャも、落ちた種子は水の流れによって広がるからです。移植試験の結果、かなりの率で根付くことが分かったので、1月に最上流エリアのオオカワヂシャを除草し、2月8日からカワヂシャ苗を植える活動を始めました。その時植えた苗の3分の2は増水で流されたり生き物に傷つけられたりして消えてしまいましたが、少しは生きのびています。育成中のカワヂシャ苗はまだたくさんあるので、定着率を上げる工夫をしながら順次植えていくつもりです。

オオカワヂシャ大群落

そこから下流はオオカワヂシャの天下です。写真のように、オオカワヂシャが大群落を作っている場所もあります。3月になるとどんどん伸び出して、4月には茂みになって他の水生植物を圧倒し、すぐに花を咲かせて、また大量の種子を散布することになります。

カワヂシャの群落

でも、大群落を詳しく見たら、中央あたりにカワヂシャの群落があるのに気づきました。葉が細長くて鋸歯があるのがカワヂシャです。

昨年もこの場所でカワヂシャを見つけたので、その周りのオオカワヂシャを除去しました。オオカワヂシャの花粉がカワヂシャの雌しべに付くと結実できなくなるからです。今年の結果は、オオカワヂシャを駆除するだけでも、カワヂシャを増やす効果があることを示しています。