神田川の活動

カワヂシャの中のオオカワヂシャを摘み取る

神田川で小規模の活動を実施しました。主目的は、カワヂシャ重点保護エリアのオオカワヂシャ除草です。オオカワヂシャは特定外来生物で、神田川の三鷹台付近までの上流部に繁茂しています。そのせいで、在来種のカワヂシャは絶滅寸前にまで追い込まれています。両種は種子が水の流れで散布されるので、上流側からオオカワヂシャの駆除を進めていけば、カワヂシャが増えられるはずです。しかし、丁寧に全部を摘み取っても、泥の中に眠っている種子が次々に発芽し成長してくるので、種子ができる前に繰り返し摘み取る必要があるのです。

開花が進むカワヂシャ

カワヂシャは開花が始まっていて、目立たない小さな白っぽい花をつけています。今年は開花が早いです。今後も順調なら、花穂をどんどん伸ばし、多くの花を咲かせ、多数の種子を作ってくれるはずです。それが川に散布されれば、来年も芽を出して数を増やしてくれるでしょう。

ヒメガマの中で咲くキショウブ

今日は、それより下流のあしはら橋まで進み、オオカワヂシャの中で頑張っているごく少数のカワヂシャの世話と、ゴミ拾い、新たに見つけた侵略的外来植物キショウブの駆除も実施しました。キショウブは昨年頑張って駆除したのでかなり減ったのですが、地下茎を取りきれてはいなかったようです。ゴミは、3月下旬のゴミ拾い以降に捨てられたり風で飛ばされてきたものです。ひと月足らずなのでゴミの量は多くありませんでしたが、明らかにポイ捨てされた飲料缶やペットボトルがいくつもあったのは、残念でした。

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