特定外来生物オオカワヂシャは早くから発芽し、着実に成長もしているのですが、我々が守りたい在来種のカワヂシャはいつどのぐらいの数発芽するのだろうと、時々見回っています。5日前に見に行った時、昨年カワヂシャの苗を植えた場所に、カワヂシャの小さな芽生えがあるのを見つけました。そしてそれより少し下流で、かなり大きく成長しているカワヂシャがかなりの数生えているのを見つけました。写真は今日撮影したものです。
オオカワヂシャも同じですが、カワヂシャはまるで粉のような微小な種子を夥しい数川に落とします。それらの多くは水に流されますが、発芽に適した場所に落ち着いて、発芽・成長するものもあるのです。
ただし、現在の神田川上流部に生えているのはほとんどがオオカワヂシャで、カワヂシャは遥かに少ないので、注意深く探してください。カワヂシャの葉は細長くて艶が少なく、縁に鋸歯(ギザギザ)があります。
2019年度から始めた、オオカワヂシャを上流側から少しずつ駆除していく作戦、そして昨年実施したカワヂシャの補植作戦は、有望な気がします。