猛暑下の活動

夏草の百年森

猛暑日が続いています。屋外活動には危険を感じるほどの暑さですが、植物はその高気温でどんどん伸びるので、我々もそう休んではいられません。百年森も、熱中症と新型コロナ感染症に注意しながら、小規模・分散型で除草などの世話を時々しています。とはいえやはり暑いので、今日は軽めの活動とし、現状観察(生き物観察)と、見つけた外来植物の除草をしました。これまでの選択的除草活動の効果で、外来植物はかなり減っています。

在来植物の種まき

そのほかに、公園内の他の場所で芽生えた(今の公園では)希少な在来野草の種子を採取してきて、百年森に蒔く作業もしました。雑木林の木が何本も枯れて伐採されたため、林床に多くの光が入るようになり、昔から眠っていた種子が芽生え、開花・結実したのです。

昔は公園内で普通に見られたのに、最近は見られなくなっていた野草がいろいろあり、その埋土種子が何かのきっかけで芽生えることがあります。そのままにしておくと草刈りで再び消えてしまうので、希少な在来植物は、我々の手で丁寧に除草をしている百年森に移植して、保護したいと考えています。