トキワツユクサ結実型 除草

今日の保全活動の最後に、公園の一角の外来植物トキワツユクサ(結実型)を除草しました。トキワツユクサには、種子ができない非結実型と、種子ができる結実型があります。茎を延ばして広がる能力は非結実型のほうが高く、井の頭公園でも各所に繁茂しています。我々もこれまでは重要な場所の非結実型を優先的に除草してきました。しかし、結実型は埋土種子を作るため、除草してもしつこく芽生えてくるので、完全駆除は非結実型よりはるかに困難です。広がる前に駆除することが重要なので、除草を行いました。今回の場所では想像していたより広がっていたので驚きました。

小魚がいっぱい

皆が見ているのは、下の写真のように、橋の下に小魚が密集しているからです。(下の写真は光の具合が良い別の日に撮りました。) 何が集まっているのかは、こちらの水中映像を観てください。ギンブナの若魚(今年生まれ)とモツゴです。スジエビも映っていますね。

かいぼりの結果、在来種の小魚がとても増えました。池で活動している我々はよく知っているのですが、何しろ水中のこと、岸から見るだけの来園者には分かってもらえませんでした。でも、この小魚の大群は橋からよく見えるので、かいぼりの効果を実感してもらえます。

でも、小魚を見るとすぐに「メダカだ!」と言う人が多いのにはちょっと・・・